猟銃というと、やはり狩猟が真っ先にくる。
昨今、若者はあまり感心もない世界かもしれないが、一昔前はけっこうカッコいい趣味というか、狩猟人口は増え続けた時代でもあった。
それに反して、最近のハンター人口は新たに始める人がいなくなって、残るは年老いたハンターばかり・・・。
ハンターが減りつつある原因、理由はいくつかあると思う。
その一つはターゲットとなる獲物が減ってしまって猟にならなくなってしまった。
これは鳥猟(主にキジ、ヤマドリ、コジュケイ等)のことで、逆に大物猟としてのターゲット(鹿、猪)は増えつつある。
全国的に農林業への被害が広がって社会問題になりつつある。
ハンターが減ってしまった、それ以外の理由としては、若者の趣味、価値観(他にいくらでも楽しめるものがある)の変化もあるでしょう。
他には、銃を持ちずらくなった。
何かというと、
銃を新規に所持したり、既に銃を所持している人でもそれを更新する際のハードルが高くなった、ということが考えられる。
ここ数年、現役ハンターが激減した理由のひとつに更新の際、技能検定が義務付けられた(法改正)ことが上げられる。
「技能講習」というやつです。
■ 受講対象者
現に許可を受けて散弾銃、ライフル銃を所持している人が対象で、それぞれ該当する講習を受講することになります。
技能講習を受講し修了すると、「技能講習修了証明書」が交付されます。
所持している銃の所持許可更新の際、それが必要になるんですね。
つまり、技能講習を受講していないと所持許可の更新ができないということになります。
それがトリガーとなって止めてしまった往年のハンターが多かったようですね。
反面、最近は若者ハンターや狩ガールとか称して女性のハンターが増えつつあるようですね!
環境省の統計データによると、第1種狩猟免許を持っているひとは、
・平成26年度 97,981人
・平成27年度 88,588人
・平成28年度 91,173人
となっています。
また、第1種(のみ)狩猟免状交付状況は、
・平成26年度 62,417人
・平成27年度 52,467人
・平成28年度 51,591人
となっています。
上の数字をみると、銃猟の免許は持っているけれど狩猟者登録しなかった、ということになりますね。
また、27年度は1万人弱、第1種狩猟免許の所持者が減っていますが、28年度は逆に2500人程度増えてます。