狩猟

ガンロッカーの設置基準|設置場所も超重要!検査に合格するには?

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大切な銃を、犯罪から守るために
銃は、万が一盗難などに遭ってしまうと、重大な犯罪に悪用される可能性があります。

そのため、銃の保管には厳格なルールが定められています。
安心・安全な保管を実現する「ガンロッカー

ガンロッカーは、銃を安全に保管するための専用のロッカーです。

ロッカー自体と設置場所について、それぞれ明確な規定と基準が定められており、これらの規定と基準を満たさなければ、銃を保管することはできません。

ガンロッカーを選ぶ際のポイント
1.法令遵守
警察庁の「銃砲刀剣類所持等取締法施行規則」に基づいた製品を選ぶ。

2.収納力
所持する銃の数やサイズに合った収納力を持つものを選ぶ。

3.設置場所
壁面への設置など、設置基準を満たす場所を選ぶ。

4.セキュリティ
耐震・耐火性能や防犯性能など、必要なセキュリティ機能を備えたものを選ぶ。
(必ずしも法的要件ではありませんが)

安全な銃の保管は、あなたとあなたの家族を守るために欠かせません。

ガンロッカーの規定

ガンロッカーの厳格な安全基準

  1. 堅牢な鋼板による強固な構造
  • 扉、側板、天板など、すべての鋼板は1.0mm以上の厚さを持ち、銃器を外部からの不正侵入から守る構造。
  1. 確実な施錠と扉の固定
  • かんぬき構造などの頑丈な固定機構により、扉が施錠後も外れない構造になっていること。
  1. 銃器の盗難防止
  • ロッカー内には専用の鎖が備え付けられており、銃器を固定して盗難を防止できること。

  • 鎖の鍵は120種類以上で不正開封を困難にすること。

ガンロッカーの設置基準

設置基準をクリアしたガンロッカーを安全に保管するには、ひと目につかない場所を選ぶことが重要です。

以下、設置場所を選ぶ際のポイントと、設置方法についてご紹介します。

設置場所の選び方

納戸やクローゼット内など、人があまり通らない場所がおすすめです。
ロッカーは必ず建物(壁や突っ張り柱)に固定する必要があります。
壁に固定する場合は、ビスがしっかりと効く場所を選びましょう。

賃貸物件など、壁や柱に穴を開けられない場合は、つっぱり柱を使って固定できます。

つっぱり柱を使った固定方法

必要な材料を用意します。
・つっぱり柱
・金具
・ドライバー

ロッカーの設置場所に合ったつっぱり柱の長さに調整します。
金具を使って、つっぱり柱を壁と床に固定します。

ロッカーを固定金具に取り付け、しっかりと固定します。
DIY初心者の方でも、比較的簡単に設置できます。

設置場所の例

二階建て住宅の場合
・納戸
・クローゼット
・寝室の隅

平屋の場合
・押入れ
・廊下の一角

設置場所を選ぶ際の注意点、他

・ロッカーが簡単に持ち運べる場所は避ける。
・ロッカーの鍵は家族にも知らせないようにしましょう。
・定期的にロッカーの状態をチェックし、異常があればすぐに対応する。
等々、銃器は安全に保管して、安心できる生活を送りましょう。

銃器の保管義務

銃砲の保管は所有者による厳格な管理が求められます

銃砲所持許可を受けた者は、銃器を自ら保管する義務があります。
これは、家族(配偶者、親、子供等)であっても、許可を受けた本人以外の者が銃器に触れることがないようにすることを指します(銃刀法第10条)。

自ら保管するとは?
自ら保管とは、銃器を安全かつ責任を持って管理することを意味します。

具体的には、以下の点に注意する必要があります。
・銃器は常に施錠されたガンロッカー等に保管する
・鍵は家族にも知らせず、厳重に管理する
・定期的に銃器の状態をチェックし、異常があればすぐに対応する
・盗難や紛失のリスクを常に意識し、適切な対策を講じる

ただし、以下の例外的な状況では、自ら保管しなくても認められています。
・修理に出している場合
・入院や旅行などのため、長期間にわたって猟銃等保管業者に保管を委託している場合

銃砲保管計画書の記載について

銃砲保管計画書は、銃や実包を適切に保管するための計画を示す文書であり、銃砲所持許可を申請する際に必要です。

この計画書には、保管方法や保管場所の詳細が含まれ、警察による審査が行われます。

1. 所持銃の情報
所持する銃の数

2. 保管設備
構造(鉄製、木製など)
施錠方法(一重錠、二重錠、シリンダー錠、鎖錠、南京錠など)

3. 家屋内の保管場所
・見取り図
・実包の保管方法
・保管場所
・保管方法
・施錠方法(一重錠、二重錠、シリンダー錠、鎖錠、南京錠など)

記入のポイント
・記載内容は正確かつ詳細に記入しましょう。
・見取り図は、銃砲保管設備の位置や周囲の状況が分かるように作成しましょう。
・実包は、銃器とは別に保管する必要があります。
・不明な点は、都道府県の担当窓口に確認しましょう。

銃は分解して保管

散弾銃は分解保管
散弾銃の分解保管について、具体的な基準は定められていません。
しかし、盗難されても銃として機能させないことが重要です。

分解の目安
一般的には、
・銃身
・先台」
・引き金部
などの主要な部品を分解します。

まとめ

銃を所持するということは、装弾(残弾)を安全に保管・管理する責任を負うことになります。

銃と装弾(残弾)を安全に保管するためには、堅牢なガンロッカー装弾ロッカーが不可欠です。

定期的な検査と立ち入り検査
毎年、狩猟期間終了後には「銃砲一斉検査」が実施されます。

検査では、銃本体の確認だけでなく、銃と装弾(残弾)の保管場所についても警察官との面接で確認されます。

3年ごとの所持許可更新の際には、銃と装弾(残弾)の保管状況を調査する立ち入り検査が行われます。
(「立ち入り検査」が必ず行われるかどうかは所轄によって異なる可能性があります。)

防犯対策を徹底しましょう
銃と装弾(残弾)は、盗難や不適切な使用を防ぐためにも、適切な保管・管理が求められます。堅牢なガンロッカーと装弾ロッカーで、安全な銃ライフを守りましょう。


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