この記事では次のことが分ります。
・狩猟用ナイフの用途
銃刀法と狩猟用ナイフ
狩猟現場、特に大物猟では、銃と同様ナイフは必需品です。
そのナイフ、所持に許可が必要なもの(※)以外は所持することはできるが、刃の長さが6㎝を超える刃物は、正当な理由がないと携帯することはできませ。
猟に使用するため携帯するのは、もちろん正当な理由となるので問題ないです。
※ 所持にあたり許可が必要なもの
■ 刀
刃渡り15㎝以上
■ やり
刃渡り5.5㎝以上
■ なぎなた
刃渡り15㎝以上
■ 剣
刃渡り5.5㎝以上
■ あいくち
刃渡り15㎝未満
■ 飛び出しナイフ
狩猟用ナイフの用途
・差し止め
射止めた獲物が半矢(手負い状態)のとき、止め矢といって銃弾で絶命させる場合もあるが、時と場合によってはナイフで止める(殺す)こともする。
射止めた獲物に犬が噛みついているような場合は危険なので銃を使うことはできない。
このようなときナイフで刺し殺するんですね。
一見残酷なようではあるが、獲物を必要以上苦しめないための措置でもある訳です。
・皮むき
鹿やイノシシの皮を削ぐのに使うナイフである。
・解体用
骨、肉をばらすのに使用するナイフである。
銃もナイフも犯罪に悪用される危険が常に付きまとっているので、その所持、携帯には十分注意する心構えが必要である。
↓の事項は正当な理由にはならないので要注意!
・通常、猟で使用しているナイフをいつも車に積んだままにしている。
・目的無く持ち歩く
・護身用に持ち歩く